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・エレミヤ書1章1節~3節 後半
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・エレミヤ書6章1節~30節
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・エレミヤ書31章2節~14節
・エレミヤ書31章15節~30節
・エレミヤ書31章31節~34節
・エレミヤ書31章31節~34節(新しい契約について)
・エレミヤ書31章35節~40節
・エレミヤ書32章1節~15節
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・エレミヤ書33章1節~26節
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・エレミヤ書49章34節~39節
・エレミヤ書50章1節~20節
・エレミヤ書50章21節~32節

メッセージ

エレミヤ書50章21節~32節

21節:「メラタイムの地、ペコデの住民のところに攻め上れ。彼らを追って、殺し、聖絶せよ。──主のことば──すべて、わたしがあなたに命じたとおりに行え。

・バビロンの地を滅ぼす命令。首都バビロンのみならず、バビロン地域を対象。
・「メラタイム」・・「二重の反逆(反抗)、二重の苦み」、またはバビロンの別名。→明確な意味は不明。場所は南バビロンのマト・マラティムの地域とされる。
・「ペコデ」・・「訪問する」、またはバビロンの象徴的名称か?
※エレミヤの言葉遊び→「二重の反逆に対して(バビロンの)敵が訪問する」の意味。
※中川先生は、「罰する」と訳して解説している。

・「聖絶せよ」→「完全に破壊せよ」→神聖な裁きを意味する。(エリコと同じ)。一切触れてはならない。

 

 

22節:その地には戦いの声、大いなる破滅。

・バビロンは軍事的征服によって滅びる。
聖別された者たちに集められたの国々。→神の導きによる裁き→イザヤ13:1~4

23節:全地を打った鉄槌は、どうして折られ、砕かれたのか。バビロンよ、どうして国々の恐怖のもととなったのか。

・壊れた鉄槌に例えられるバビロン。(かつては鉄槌の如き存在だったが・・)
※絶頂期を過ぎて、ハンマーバビロン(鉄槌バビロン)は切り捨てられる。
<DKNJのバビロンの動き>
①反キリストはバビロンの王となり、バビロンは世界の経済的政治的首都なる。ゼカ5:5~11。
②バビロンは全世界の首都となり、反キリストは全地の王となる。→鉄槌バビロンとなる
③しかし、エレミヤ50:23によれば、鉄槌バビロンは破壊され、荒廃する。→ハルマゲドンの戦いの第2段階を指す

第二段階:バビロン(世界の政治的、経済的首都)の滅亡➡イザヤ13:1~14:23、エレ50~51章、バビロンは世界の政治経済的首都。バビロンを信者が率いる国々が破壊する。⇐神が軍を招集してバビロンを滅ぼすということ。

24節:バビロンよ。わたしがおまえに罠をかけ、おまえは捕らえられた。おまえはそれを知らなかった。おまえは見つけられて捕まえられた。主に争いを仕掛けたからだ。

・バビロンへの攻撃は予期せず発生。この攻撃は神への反抗が原因。
・まるで罠にかかった動物のように捕らえられる。
※イスラエルの神に敵対した罪に問われることになる。

25節:主はその倉を開き、その憤りの武器を持ち出した。それは、カルデア人の国での、万軍の神、主の仕事だ。

・神は、天の武器庫から「神の憤りの武器」を用いて、カルデア人を厳しく裁かれる。
※背後ですべて、神が働かれている。

26節:四方からそこに攻め入れ。その穀物倉を開け。これを麦束のように積み上げ、これを聖絶して、何一つ残すな。
27節:その雄牛をみな滅ぼせ。屠り場に下らせよ。わざわいだ、彼らは。彼らの日、その刑罰の時が来たからだ。」

・バビロンを攻める者たちへの6つの指示が示される。
①全方位を囲み、都市に向かって一斉に攻め入れ。
②バビロンの食糧倉庫を解放して全て積み上げろ。
③すべてを切り捨て、聖絶せよ。
④都市を破壊し、瓦礫の山とせよ。
⑤残れる者が存在しない状態にせよ。(イスラエルは残れる者があるが・・)
⑥牛をも屠ってしまえ。すべての牛も聖絶の対象。
・「彼らの日、刑罰の日が来た」・・「ペコデ(訪問)」を受けている。
6つの裁きが訪問(ペコデ)してきた・・ということ。

28節:バビロンの地から逃れて来た者の声がする。シオンで、私たちの神、主の復讐のこと、その神殿の復讐のことを告げ知らせている。

・「バビロンの地から逃れて来た者(たち)の声」・・バビロンから逃れたユダヤ人。
・「主の復讐、神殿の復讐」・・脱出したユダヤ人は、エルサレムの民に、神がバビロンに復讐したことを宣言している様子。
神殿の復讐とは?
☆「第3神殿」・・患難時代に存在する神殿。DKNJの前か、その初期に完成している。
※ダニエル9:27・・DKNJの7年間の中間で、いけにえ、ささげ物を止めさせる。
※Ⅱテサ2:3~4・・(反キリストが)自分こそ神と宣言し、神の宮に座る。マタ24:15
☆神はこの神殿を認めていない(イザヤ66:1~6)が、この神殿で自らを神と宣言した 反キリストに、神は復讐されたのである。
☆DKNJ 中間期以降、バビロンは世界の政治経済的首都として機能し、エルサレムは 反キリストを崇める宗教的首都として機能する。(エルサレムのユダヤ人は強制支配される)

29節:バビロンに対して、射手を呼び集めよ。すべて弓を引く者を。これを囲んで陣を敷き、一人も逃すな。その行いに応じてこれに報い、これがしたとおりに、これにせよ。主に向かい、イスラエルの聖なる方に向かって高ぶったからだ。

・バビロンを攻める者たちへの、神の4つの命令。
①都市への集中攻撃・・飛び道具などを用いた軍事行動。
②バビロンの包囲。
③一人として逃してはならない。
④バビロンが他にしたように、バビロンに 同様のことをせよ。
※これらの命令は、バビロンの神に対する 傲慢から来るものである。

30節:「それゆえ、その日、その若い男たちは町の広場に倒れ、その戦士たちもみな、黙らされる。──主のことば──

・「その日」・・預言的未来
・「若者は倒れ、戦士たちは黙らされる」・・沈黙は「死」を意味する。
※都市は死の沈黙へと一変する。

31節:高ぶる者よ。見よ、わたしはおまえを敵とする。──万軍の神、主のことば──おまえの日、わたしがおまえを罰する時が来たからだ。
32節:そこで、高ぶる者はつまずき倒れ、これを起こす者もいない。わたしは、その町々に火をつける。火はその周りのものすべてを焼き尽くす。」

・神の裁きの宣言。
・31節の「高ぶる者」・・傲慢なバビロンに対して、神は審判という訪問で、敵として立ち向かう。

・32節の「高ぶる者」は人称が変わっていることから、反キリストを指している。彼は自らを「神」と宣言する傲慢を示した。テサロニケⅡ 2:3~4
・バビロンは火で焼き尽くされ、いずれ反キリストも滅びる。

 

『神の時への応答』
・バビロンは最終的に滅ぼされることになるが、それはまさに「神の時」があるということ。共に喜んでくださる神と歩む人生ならば、神の時にどう応答して人生を歩むかを認識しよう。
・何かを修得しようと、思いのままに一所懸命情報を集め、修得につとめても成果が出ず落ち込むばかり。神を信じて祈っているのに、何故、神は何もしてくれないのか?
・ すべてに神の時がある。いつの間にか自己中心や過信により、まるで貪るように歩を進めても、神の時に正しく応答しなければ、自分の期待も神の期待も未達成に終わる。
・ 神は、常にその人の素直な心を見て、必要な情報や人を与え導かれる。それは、将来のイスラエルを見れば明白。神に純粋に求め、感謝して神の導きを受け取り実践して行きましょう。
「何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。私たちが願うことは何でも神が聞いてくださると分かるなら、私たちは、神に願い
求めたことをすでに手にしていると分かります。」ヨハネ第1 5章14~15節 


エレミヤ書50章1節~20節

50、51章に関する事前概略情報

・2章に渡るバビロンの預言は、この国が強大、且つ重要な存在であることを示す。
・預言者エレミヤは、自国の征服者として深い関心あり。→復讐的な口調
※50章、51章はこれまでの破壊者ではなく、被破壊者という視点で示される。
※エレミヤ書は、バビロンの力で始まり、その滅亡で終わる。(栄枯盛衰)
・過去のバビロンの預言(近未来)→ペルシア帝国支配により成就・・イザ21:1~10参照。
・未来のバビロンの預言(遠未来)→イザヤ13:1~14:23、黙示録18:1~24、エレミヤ50~51章。
※50、51章は未来のバビロン預言。征服される光景が過去と異なる。過去のバビロンは無血開城だった。
※反キリストはバビロン(現:イラク)を帝国の首都に。宗教、政治、経済的大バビロンになる。→その拠点が、神の手によって破壊される。→ハルマゲドンの戦いの第2段階。

「ハルマゲドンの戦いの8段階」

①反キリスト同盟軍の集結(於:ハルマゲドン)
②バビロンの滅亡
③エルサレムの陥落
④ボツラに集結する反キリストの軍隊
⑤イスラエルの国家再生‥(神の民としての回心)
⑥メシアの再臨‥於:ボツラ
⑦ボツラからヨシャパテの谷までの(神の一方的な)戦い
⑧オリーブ山での勝利の登頂

1節:主が預言者エレミヤを通して、バビロンについて、すなわちカルデア人の地について語られたことば。
2節:「国々の間に告げ、旗を掲げて知らせよ。隠さずに言え。『バビロンは攻め取られた。ベルは辱められ、メロダクは打ちのめされた。その像は辱められ、その偶像は打ちのめされた。』

・バビロンへの神の宣告
・5つの預言的未来が示される。
①バビロンが占領される。
②「ベル」・・「主」と「偶像」を意味する。大気の神、農業の神。無意味な存在となる。
③「メロダク」・・「マルドゥク神」。バビロンの最高神。宇宙創造の神。無意味な存在となる。
④「その像は辱められ」・・バビロンの神々は国を守れず。嘲笑と非難の的となる。
⑤「偶像(たち)は打ちのめされた」・・(ヘ)gillulim「糞の塊」の意味。言葉遊び。ellilimに音が似ている。エレミヤのバビロンを嫌う思いが込められている表現。
※国も偶像も全て滅ぼされるという預言。→終末期に成就


3節:まことに、北から一つの国がそこに攻め上り、その地を荒れ果てさせた。そこには住むものもない。人から家畜に至るまで逃げ去った。

・バビロンは北から攻撃されることが示されている。
※過去のバビロンへのペルシアの攻撃は北ではなく東から。これは歴史的事実。
※未来のバビロンは北からの攻撃を受ける。→F博士によれば、一国が指揮を執りバビロンを荒廃させるとしている。
キュロス王がバビロンを征服したとき、都市が荒廃することはなく、数世紀にわたって人が居住し、荒れ果てることはなかった。つまり、ここに預言されていることは起こっていない。➡遠未来預言ということになる。

4節:その日、その時──主のことば──イスラエルの民もユダの民も、ともにやって来る。彼らは泣きながら歩みつつ、その神、主を尋ね求める。

・「その日、その時」・・バビロン崩壊後の、DKNJの最終期間を指す。
※ハルマゲドンの戦いの第5段階を指す。
・「イスラエルとユダの民が」・・イスラエルの全部族の再生(回心)。全12部族を指す。
「ハルマゲドンの戦いの8段階」
①反キリスト同盟軍の集結(於:ハルマゲドン)
②バビロンの滅亡
③エルサレムの陥落
④ボツラに集結する反キリストの軍隊
⑤イスラエルの国家再生‥(神の民としての回心)
⑥メシアの再臨‥於:ボツラ
⑦ボツラからヨシャパテの谷までの(神の一方的な)戦い
⑧オリーブ山での勝利の登頂

5節:彼らはシオンを求め、その道に顔を向けて言う。『さあ、私たちは主に連なろう。忘れられることのない永遠の契約によって』と。

・イスラエルの全部族は神を求め、シオンに戻る方法を求める。→約束の地への帰還。
※「永遠の契約」→「新しい契約」により救われ、神に繋がる。(聖霊内住)
※神と和解し、ユダヤ人の救いが実現する。

6節:わたしの民は、迷った羊の群れであった。その羊飼いたちが彼らを迷わせ、山々へ連れ去った。彼らは山から丘へと行き巡り、休み場も忘れた。

(過去のイスラエルの状況説明)

・神は、イスラエルの迷いの原因は、上層指導部と指摘する。(リーダーコンプレックス)
・世界離散、目的のない放浪という結果(罰)をもたらした。「山や丘」を偶像とする見解。休み場→神の御もと

7節:彼らを見つける者はみな彼らを食らい、彼らの敵は言った。『私たちには責めはない。彼らが、義の住まいである主、彼らの先祖の望みであった主に対して罪を犯したためだ』と。

(獲物となるイスラエルの説明)

・異邦の民はイスラエルを貪り食らう。→「イスラエルが自らの神に逆らったから」という。
※アブラハム契約・・呪う者は呪われる→このような異邦の民を神が赦すはずがない

8節:バビロンの中から逃げ、カルデア人の地から出て行け。群れの先頭に立つやぎのようになれ。

・バビロンが滅びる前に、逃げよと呼び掛ける。(バビロンに住むユダヤ人へのことば)
※羊を囲うとき、去勢された数頭のオスの山羊を用いて誘いこむらしい。
※ここでは、ユダヤ人がバビロンから逃げ、それに従うならバビロン人であっても連れて逃げよ、という意味。外国人でも同様である。イザヤ48:20、黙18:4~5。

9節:見よ。わたしは、大国の集団を奮い立たせ、北の地からバビロンに攻め上らせる。彼らはこれに向かって陣備えをし、バビロンはそこから攻め取られる。彼らの矢は熟練した勇士の矢のようで、空しくは帰らない。

・「大国の集団を・・」・・バビロンの破壊が複数の国々によって行われる。
・3節とは異なり、荒廃させるのは複数の国による。確実な弓(飛び道具)の攻撃。
※彼らが、自分たちは無実だと言っても、真実の神は彼らを必ず滅ぼす。

10節:カルデアは略奪され、これを略奪する者はみな、満ち足りる。──主のことば。

・7節では、ユダヤ人が略奪されたが、この節ではバビロンが略奪されることになる。
・略奪者は、飽き足りるほどに略奪する。(経済的大バビロンの崩壊と考えられる)
※呪う者は呪われる・・の原則。(アブラハム契約)

11節:わたしのゆずりの地を略奪する者たちよ。おまえたちは楽しみ、喜び躍り、打穀する雌の子牛のようにはしゃぎ、荒馬のようにいななくが、

(神の地の略奪者バビロン)

・「わたしの地を略奪する者たちよ・・」・・約束の地を略奪した帝国。最後が大バビロン。
・彼らは略奪を楽しみ喜ぶということを指摘。
・「荒馬」・・「種馬」→エルサレムという宝を欲し、それを得て喜んでいる様子。

12節:おまえたちの母はひどく恥を見、おまえたちを産んだ者は屈辱を受ける。見よ。彼女は国々のうちの最後のものとなり、荒野となり、砂漠と荒れた地となる。

(イスラエル虐待の罰)

・バビロンを生んだ母は完全な恥をかく。
・これまでの帝国主義に加担してきた諸国の中で最も不名誉な結果を受けることになる。
・都市は荒野、砂漠となる。

13節:主の御怒りによって、そこに住む者はなく、ことごとく廃墟と化す。バビロンの近くを通り過ぎる者はみな呆気にとられ、そのすべての打ち傷を見て嘲笑する。

・荒野となる原因は、イスラエルへの虐待と共に、神の怒りが原因。
※この裁きにより、そこを通る者はその激しさに驚き、嘲笑する。

14節:すべて弓を引く者よ。バビロンの周りに陣備えをし、これを射よ。矢を惜しむな。彼女が主に対して罪を犯したからだ。

・バビロンを攻撃する諸国への3つの命令。
①バビロンの周囲を固め、弓(飛び道具)を用いて容赦なく攻撃せよ。
※「主に対しての罪」とは、偶像礼拝とユダヤ人の虐待。 

15節:その周りで、ときの声をあげよ。彼女は降伏する。その柱は倒れ、その城壁は壊れる。これこそ主の復讐だ。彼女に復讐せよ。彼女がしたとおりに、これにせよ。

②「勝鬨(かちどき)」を上げるまで攻撃を徹底せよ。
※バビロンは降伏する。神の復讐、約束は必ず成就する。
※黙18:6・・2倍の報復。→大バビロンの崩壊。

16節:種を蒔く者や、刈り入れの時に鎌を取る者を、バビロンから断ち切れ。虐げる者の剣を避けて、人はそれぞれ自分の民のもとに帰り、自分の土地へ逃げて行く。」

③都市の食糧管理責任者を根絶せよ、との命令。(飢餓状態とする)
※ユダヤ人以外の外国人は、この国を捨てて自国へ帰る。
※ユダヤ人は既にバビロンを離れはじめており、それに続く外国人も出て行く。8節。
※生産性のない都市に住む理由がなくなる。

17節:イスラエルは雄獅子に散らされた羊。先にはアッシリアの王がこれを食らい、今度はついに、その骨をバビロンの王ネブカドネツァルが食らった。

(イスラエルの苦しみの歴史) 

・「獅子」・・この場合、アッシリアとバビロンの両帝国を指す。両者ともイスラエルを捕囚。

18節:それゆえ、イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。「見よ。わたしはアッシリアの王を罰したように、バビロンの王とその地を罰する。

・アッシリアを神が裁かれたように、バビロンもイスラエルの虐待により罰せられる。
※BC612年~BC609年にアッシリアはバビロンに滅ぼされた。(ニネべの陥落)→それ以降、ニネべは都市とならない。・・バビロンもそのようになる。遠未来預言。

19節:わたしはイスラエルをその牧場に帰らせる。彼はカルメルとバシャンで草を食べ、エフライムの山とギルアデで満ち足りる。

(イスラエルの復興) 

・イスラエルは約束の地に帰還。
①カルメル(ガリラヤ地方)、②バシャン(ゴラン高原)、③エフライム(西岸地区)、④ギルアデ(ヨルダン川東岸)。※アンモンは千年王国で独立国家。

20節:その日、その時──主のことば──イスラエルの咎を探しても、それはない。ユダの罪も見つからない。わたしが残す者を、わたしが赦すからだ。」

(イスラエルの再生) 

・「その日、その時」・・DKNJのバビロン破壊の時期を指している。
・人々がイスラエルの罪を見出すことができない状態になる。イスラエルの回帰、再生。
 ※ハルマゲドンの戦いの第5段階・・イスラエルの完全な赦しと回復、再生の成就。→ハルマゲドンの戦いの第6段階から一気に第8段階へ!

 

『御霊内住→神の宮』
・バビロンとイスラエルの結果が、対比的に示されています。大バビロンは創造主のような思いで、何事も自分たちの手で世界支配しようとし、でも結局は、神の裁きの前に消えてしまいます。
・真の創造主に辿り着いたイスラエルは、自分たちの傲慢な態度に気付きます。神はそれを見て最終的に彼らと和解し、イスラエルは再生します。ポイントは、神への絶対的信頼です。
・ 旧約時代、イスラエルの民は基本的に神と共に生活しました。そんな状況でありながら、自分勝手な行動に走り、神に背を向けました。律法形式に目が向き、神を見失ってしまったからです。
・ 今の時代は、心の根底に神を置きなさい!と教え、そしてそこに聖霊が住むという恵みが施されているのです。この恵みが、異邦人の私たちにも等しく与えられています。恵みの時代に感謝!
「あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでいることを知らないのですか。もし、だれかが神の宮を壊すなら、神がその人を滅ぼされます。神の宮は聖なるものだからです。あなたがたは、その宮です。」コリント第1 3章16~17節 

エレミヤ書49章34節~39節

1.エラムについて

・聖書地図2、G/2.5。当時の首都はシュシャン(スサ)。
※ペルシャ湾の北東、バビロンの南東に位置する。現在のイランの一部。
※名前の由来は、ノアの子のセムの長子。創10:22。
・アブラム時代・・エラムの王ケドルラオメルは、諸国を率いてカナン侵略。この時、ロトが捕えられたが、アブラムが彼を取り返した。・・創14:1~16。
・イザヤ時代・・イスラエルの隣人であり、神の裁きの道具として用いられた。
※神の裁きの道具・・イスラエルを攻め(イザ22:6)、バビロンを攻める(イザ21:2)。
※道具であったが、イスラエルへのエラムの行為は自国の裁きとなる(エゼ32:24)。

2.エラムの歴史的情報

・BC640年・・アッシリア支配下にあった。
・BC612年・・ニネべを攻め、アッシリア帝国滅亡後、独立を取り戻した。
・BC596~594年頃・・バビロンに攻められ、属国となり、王国としての存在は消える。
・BC540年・・キュロス大王がスサを撃破し、スサはペルシア帝国の3首都の一つとなる。3首都は、スサ、バビロン、ペルセポリス(聖書地図8)。
・BC330年頃・・アレキサンダー大王がこの地域を征服し、スサはセレウコス帝国へ。
・新約時代・・ペンテコステの日、ユダヤ系エラム人がエルサレムにいた。使2:9。
※エラムという国はバビロンにより歴史から消え、エラム地方とエラム人として存続。 その後、イラン系民族と同化していった。

3.エラムのその他の情報

・クリスチャンコモンズの佐野氏が、現代のイランの情勢について、エレミヤ49:34~39を引用して、動画メッセージを出しています。預言との取り組み姿勢などについても語られているので、参照ください。
・今回の預言は、BC597年の預言であり、この年の2年後のBC595~594年に、ネブカドネツァル王のバビロンとエラムの衝突があった。

 

34節:ユダの王ゼデキヤの治世の初めに、エラムについて預言者エレミヤにあった主のことば。

・「ゼデキヤ王の治世の初めに・・」・・BC597年
・エラム(イラン)への神の預言。
※この年の2年後、バビロンとエラムは衝突。

35節:万軍の主はこう言われる。「見よ。わたしはエラムの力の源であるその弓を折る。

・「弓」・・軍事力の粉砕。→国力の粉砕を意味する。
※軍事力が国力の支え。経済的豊かさを示す。
※エラムの弓は、大型で有名。
※現在の飛び道具で考えるなら・・「ミサイル、ドローンなど」か。

36節:わたしは天の四隅から、四方の風をエラムに吹きつけさせ、彼らをこの四方の風で吹き散らす。エラムの散らされた者が入らない国はない。

・「天の四隅から、四方の風を吹きつけ」・・「四方に吹き散らす」→国を離れる。
※国を捨てて、他国に離散するという状況が示される。
・エラムの民は離散の民となって、世界各国に散らばることになる。

37節:わたしは、エラムを敵の前に、そのいのちを狙う者たちの前にうろたえさせ、彼らの上にわざわいを、わたしの燃える怒りをその上に下す。──主のことば──わたしは、彼らのうしろに剣を送って、彼らを絶ち滅ぼす。

・離散に加えて、完全なる破壊がなされる。神の激しい二つの怒りが及ぶ。
・破壊①「彼らの後ろに剣」・・他諸国からの執拗な攻撃が、滅ぶまでその背後を追う。

38節:わたしはエラムにわたしの王座を置き、王や首長たちをそこから滅ぼす。──主のことば──

・破壊②「わたしの王座を置く」・・エラムを神に従わせる。神に従う民にする。→それは、それまでの支配階級(王や首長たち)が滅ぼされるという意味。

39節:しかし、終わりの日になると、わたしはエラムを回復させる。──主のことば。」

・「終わりの日」・・預言的未来であり、エラムは千年王国で回復されることを示す。
・メシアが再臨され支配がはじまるとき、信仰によって再び集められることになる。
※エジプト、モアブ、アンモンに示された約束と同じであり、信仰によって実現する。
・千年王国で、エラム(イラン)の民は、イスラエルと平和に暮らすことになる。

 

<クリスチャンコモンズ 佐野氏の動画から>
・1979年のイスラム革命により、イラン国民は厳格なイスラムの支配から脱却するため国外へ流出。推定300万人とも言われ、現在も継続している。預言が現実化し始めていることが分かる。
・イラン人のクリスチャンへの改宗者は、100万~300万人と言われ、地下クリスチャンも加えればまだ増える公算が高い。イランの人口はおよそ9200万人で、クリスチャン改宗者1~3%強という数字は、現在世界で最も多くクリスチャンが生まれている国であることを示している。

 

『預言を知る幸い』
・神は、イスラエルの周辺諸国に対してエレミヤを通して預言されました。この神の預言には、一つの特徴がみられます。近未来と遠未来の内容が含まれているということです。
・はじめはピンと来ないのが普通でしょう。解釈を間違えたりします。しかし、先ず近未来の預言が成就する。こうして人々に気付きが促されます。神の預言の力が示されるのです。
・ 近年、聖書研究が進み、神の遠未来、つまり最終的な預言の解釈の精度が向上しつつあります。それは、神のときが近づいているということであろうと、私は考えています。
・ 預言を軽視することは、神を軽視すること、さらには自分の未来を台無しにする行為です。繰り返される帝国主義世界での幸いは、預言を示された神に全幅の信頼を置き続けることです。
「また私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。夜が明けて、明けの明星があなたがたの心に昇るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。ただし、聖書のどんな預言も勝手に解釈するものではないことを、まず心得ておきなさい。」ペテロ第2 1章19~20節 

エレミヤ書49章23節~33節

1.ダマスコ(ダマスカス)の事前情報
・ダマスコは、ハマテ、アルパデと共に「アラム地域」の3大都市である。聖書地図4、H/10
※現在のシリア・トルコの東南部であり、国で言えば「レバノン」と「イラク」の一部。
・ダマスコ・・現在はシリアの首都。
※東は砂漠で、それ以外は山に囲まれている。「ダマスカス地方」とも呼ばれる。シリアの南部に位置する。
<エルサレムからダマスコまでの距離>
◎エルサレムからダマスコまでの直線距離がおよそ200~220㎞。
●ちなみに福山から大阪までが190~200㎞
◎ついでに、エルサレムからボツラ(ペトラ)までの直線距離は、190~200㎞

2.聖書のダマスコ(ダマスカス)
・創14:15・・ロトの救出で登場する。(・・ソドムとゴモラのくだりは19章)
・ダビデ王時代・・アラム王国のダマスコを征服→Ⅱサム8:5~6。
・ソロモン王時代・・ダマスコはアラム王国の中心となる。イスラエル南北分列後は、
 勢力を更に拡大した。
 ※Ⅰ列15:18~20・・ダマスコ(アラム)はユダや北イスラエルと同盟関係にあった。
・ダマスコは、アッシリア帝国、バビロン帝国それぞれに征服される。重要な位置にあった。
・新約では、パウロがダマスコに向かう途中でメシアに遭う。使9:1~22。
●ダマスコ、ハマテ、アルパデの3大都市を持つアラム地域・・現在のシリヤ、トルコの南部、レバノンとイラクの一部を覆う領土を指す。聖書地図1
●アラム人は、高台の高原に住んだ。→「アラム」の語源は「高さ」、「高地」の意味あり。

3.ハマテとアルパデについて

◎ハマテ・・シリアの中央部に位置する。聖書地図5、B/3、4参照
・都市であり、州の名でもある。ハマテ地方。
※民13:21・・「レボ・ハマテ」で登場。アモス6:2・・「偉大なるハマテ」など。
・ダマスコの北約170㎞のオロンテス川沿い。
・現在は、シリア西部の「ハマ」となっている。
◎アルパデ・・ハマテの更に、北に位置する。聖書地図7。
・ハマテと関連して聖書に登場。(Ⅱ列18:34、19:13、イザ10:9)
・ハマテと同じ運命をたどる。
・現在は、シリア北西部の「テル・リファート」。

 

アラム王国はイスラエル王国と、ヨルダン北部の領土争いを長く続けてきた。

23節:ダマスコについて。「ハマテとアルパデは恥を見た。まことに、彼らは悪い知らせを聞き、海のようにかき乱され、静まることもできない。
24節:ダマスコは弱り、恐怖にとらわれ、身を翻して逃げた。産婦の陣痛のような苦しみにとらえられて。

・「ハマテ」、「アルパデ」のアラム王国の両都市は、悪い知らせを聞いた。
・「悪い知らせ」・・ダマスコへのバビロンの侵略の知らせ。ダマスコはアラムの首都。
・両都市は、海の波のごとく動揺している。※イザヤ17:1~3、アモス1:3~5参照。
※侵略に弱りはて、苦痛に満ちて、逃避したアラム王国。


25節:どうして、誉れの町、わたしの喜びの都が捨てられたのか。

・「わたしの喜びの都」・・の「わたし」は神ではない。ダマスコを愛する者の嘆き。並行表現。
※「誉の町であり、『私の喜びだ!』と言える都が、・・・」という訳。
※かつての栄光が失われて行くダマスコ→アラム王国の失墜。

26節:それゆえ、その日、その若い男たちは町の広場に倒れ、その戦士たちもみな、黙らされる。──万軍の主のことば──

・アラムの軍隊は広場に倒れ込む。「黙らせる」・・は死を意味する言葉。
※都市、王国が死んで眠ったようになっている光景

27節:わたしは、ダマスコの城壁に火をつける。その火はベン・ハダドの宮殿を食い尽くす。」

・「ベン・ハダド」・・BC9~8世紀のダマスコの王・・Ⅰ列15:18~20、Ⅱ列6:24。
※「ベン・ハダド 」とは、「ハダドの息子」という意味。
※「ハダド」 はアッシリアの嵐の神。象徴動物は牛。
ダマスコは甚大な被害を受け、その偶像は神殿もろとも破壊され消えることになる

 

1.ケダル(サウジアラビア)の事前情報
・アラビヤの山地に様々なアラブ族があり、その代表として2つが示されている。
・ケダルの祖・・創25:13・・イシュマエルの息子の一人。
※イシュマエルの息子たちはアラブ人→砂漠の遊牧民→他部族に敵対。創25:18
・ケダル人は商人(エゼ27:21)・・キャラバン隊で交易。
・ケダル人は弓術に秀でる(イザヤ21:17)。

※ケダル人は、裕福であり、強い部族であった。
・バビロンとの関係・・ネブカドネツァル王はBC599年にケダル人を討つ(エレ49:28の成就)。しかし、ケダル人は、その1世紀後、エジプト国境まで領土を回復する。


2.ハツォル(サウジアラビア)の事前情報
・アラビヤ半島の北から北西部に定住していたと考えられる。
※ガリラヤ北部のハツォルとは異なる。聖書地図4、F/9。
※都市と思われるが、詳細は不明で、場所は現在未特定。
ケダルとハツォル両者ともに、BC599年に、バビロンによる侵略を受けている。

 

この預言は、両者がBC599年に、バビロンに侵略されたのを見て示された。
28節:バビロンの王ネブカドネツァルが討ったケダルとハツォルの王国について。主はこう言われる。「さあ、ケダルへ攻め上り、東の人々を荒らせ。

・ケダルとハツォルの諸王国に対する預言。先ずはケダルから。
※アラブ諸国は強靭で、ネブカドネツァル王だけが、BC599年にこれらの部族を侵略。
「東の人々」・・アラビヤ部族を指す表現。(ヘ)benei kedom。
※創29:1、Ⅰ列4:30、イザヤ11:14など。

29節:その天幕と羊の群れは奪われ、その幕屋も、すべての器も、らくだも、運び去られる。人々は彼らに向かって叫ぶ。『恐怖が取り囲んでいる』と。

・バビロンはケダルのテント、羊の群れ、ラクダ、器類などすべて奪い取る。
※ケダルのテントは美しさで有名。ラクダはキャラバン隊を想像させる。
・「恐怖が取り囲んでいる」・・バビロンがケダルに近づくときに上がる恐怖の叫び声。

30節:ハツォルの住民よ、逃げよ。遠くへ逃れよ。深く潜め──主のことば──。バビロンの王ネブカドネツァルが、おまえたちに対してはかりごとをめぐらし、おまえたちに対して計略をめぐらしているからだ。

・神がハツォルに、逃げるように促している。逃げられるなら急げという感覚。無理なことではあるが。
・「ネブカドネツァル王が計略を巡らしている・・」・・これはハツォルの殲滅計画。

31節:さあ、安んじて住む穏やかな国に攻め上れ。──主のことば──そこには扉もなく、かんぬきもなく、その民は孤立して住んでいる。

・神はバビロンに攻め上れと命じている。
・「そこには扉も、門もなく孤立して住んでいる」・・砂丘や荒野に安穏に生活している。
※砂漠、荒野が防御柵。故に門や城を構えず、安心材料としていた。
※しかし、神の裁きを免れることはできない。

32節:彼らのらくだは獲物になり、その家畜の群れは分捕り物になる。わたしは、もみ上げを刈り上げている者たちを四方に吹き散らし、あらゆる方向から彼らに災難をもたらす。──主のことば──

・「もみ上げを刈り上げている者たち」・・アラブ部族の象徴→ユダヤ人には禁止事項。
・「四方からの風」とは、命を失う様々な災難が彼らを襲うということ。
・ハツォルの資産、財産は全てバビロンに戦利品として奪われる。

33節:ハツォルはとこしえまでも荒れ果てて、ジャッカルの住みかとなる。そこに人は住まず、そこに人の子は宿らない。」

・ハツォルはこの侵略で荒廃し、人は住まない地となる。
※現時点でサウジアラビアは豊かな産油国である。
※この預言は、終末において実現し、千年王国で 継続する。エドム、バビロンのように。

『絶対的主権の本質』
・神は、イスラエルの周辺諸国であるダマスコやケダル、ハツォルの最終的な扱いを決めておられる。これは、創造主の主権により、被造物の存在の有無が決まるということであるが、・・
・つい、自分の判断で神を見定めてしまうことがある。しかし、特に旧約聖書を見れば、神の忍耐は計り知れないことが分かる。ここに、私たちが何を学ぶかのヒントがある。
・ 聖書は、自分たちが救われるにはどうするのかを見つける書であるが、救われた者にとっては、私たちが信頼する神はどのようなお方であるかを心に描き出す手がかりの書でもある。
・ 学びによって、神を絶対的主権者であると言った時、その背後に愛を見る者となりましょう。裁かれる者、軽視する者はいずれ神の恐ろしさを知りますが、私たちは真の喜びと平安に至るのです。
「また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しにより与えられる望みがどのようなものか、聖徒たちが受け継ぐものがどれほど栄光に富んだものか、また、神の大能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力が、どれほど偉大なものであるかを、知ることができますように。」エペソ 1章18~19節 

 

エレミヤ書49章14節~22節

14節:私は主から知らせを聞いた。「使者が国々に送られた。『集まって、エドムに攻め入れ。戦いに向けて立ち上がれ。』

・エドムの破壊が意味するもの。→①近未来と②遠未来の意味。
①エドムは、バビロン侵略を皮切りに、諸民族により歴史から消える。
②世界各国に使者が送られ、エドムに攻め入る。→ハルマゲドンの戦いの④段階。

<ヨエル3:9~11>エルサレムが制圧された後、ボツラに避難していたユダヤ人を殲滅するために、世界の軍隊は反キリストの指導のもとボツラに集結する。

15節:見よ。わたしがおまえを国々の中の小さい者、人に蔑まれる者としたからだ。
16節:岩の裂け目に住む者、丘の頂を占める者よ。おまえの脅かしと高慢は、おまえ自身を欺いている。鷲のように巣を高くしても、わたしは、おまえをそこから引きずり降ろす。──主のことば。」

・オバデヤ書1~4節の引用。
・神はエドムの高慢を指摘している。これはイスラエルの民も同様の罪を犯している。
・エドムは岩の裂け目、岩地に住む。イスラエルもエルサレムから岩地に逃げ込む。
・「脅かしと高慢…欺いている」・・何物でもない自分を何者かでもあるように欺いている。→イスラエルも同じ。
※どんな高いところにいても神の裁きは免れない。
※エドムは滅ぶが、イスラエルは回心によって救われることになる。

17節:エドムは廃墟となり、そこを通り過ぎる者はみな呆気にとられ、そのすべての打ち傷を見て嘲笑する。

・神による裁きの結果が示される。エドムに対する軍事行動。
※近未来的には、エドムが歴史から姿を消す。
※神の遠未来の裁きは、人がエドムに住んだり、通ることがないほどに荒廃する。

18節:ソドムとゴモラとその近隣の町々が破滅したときのように──主は言われる──そこに人は住まず、そこに人の子は宿らない。

・破壊は、ソドム、ゴモラとその周辺(アデマ、ツェボイム)の破壊と同じ。(申29:23)
※エドムの地が将来、そのようになる預言。
※メシア的王国で、世界に居住不可能な3つの場所の一つ。→エドム(南ヨルダン)、ハツォル(サウジアラビア)、バビロン(イラク)。聖書地図1。注) このハツォルは、アラビア半島のどこかにあった町。詳細は不明。

19節:「見よ。獅子がヨルダンの密林から常に潤う牧場に上って来るように、わたしは一瞬にして彼らをそこから追い出し、選ばれた人をそこに置く。だれがわたしのようであろうか。だれがわたしを呼びつけるだろうか。だれがわたしの前に立つことができる牧者であろうか。」

・当時、ヨルダンのジャングルには獅子が生息。突然、家畜を襲った。そんな獅子のように、神は急襲し、彼ら(イスラエルの民)を敵の包囲から救出する。
・反キリストの攻撃で、最後にイスラエルはキリストを求める。国家再生。ホセア5:15~※メシアがボツラに再臨。イザヤ34:5~7、63:1~6、ハバ3:3、ミカ2:12~13
※ハルマゲドンの戦いの第⑤~⑦段階を指している。

・「選ばれた人」・・オバデヤ17~18、21から、ユダヤ人を指す。ユダヤ人がこの土地を裁く。
※誰も住まない土地となるが、所有権はイスラエルの民にある
※エドムの地において、イスラエルの火のような破壊により、エサウ(反逆者たち)は消滅する。イスラエルの民はエドムの山々を所有するが、その地は荒廃する
・イスラエルの神がこれらすべての実行者であり、唯一本物の神であることを示している。※エドムに対する裁きはDKNJで成就し、メシア的王国に継続する。

20節:それゆえ、聞け。エドムに対して立てられた主の計画を、テマンの住民に対して練られた策を。必ず、彼らは、群れの中の小さいものまで引きずって行かれ、必ず、彼らの牧場は彼らのことで恐れ惑う。

・神のエドムに対する目的を示される。聞け〉→その理解を求める (へ)esa・・忠告、助言。
・エドムに特別な罰がくだされ、その民が裁かれるという神の計画。
・その光景は、人々が屠殺される子羊のように引きずり出され、彼らの土地は荒廃する。

21節:彼らの倒れる音で地は震え、その悲鳴は葦の海でも聞こえる。

・DKNJのエドムの陥落はメシアの再臨による。→地が震える。※ゼカ14:4b~6、ヨエル3:14~17、黙示録16:17~21参照。
・再臨の悲鳴は紅海まで届く。黙示録14:17~20。
※ボツラ~都エルサレムの外(ヨシャパテの谷)までの虐殺で、多くの血が流される。
※その血が流れ出て、紅海にまで至るという描写になっている。
※ヨシャパテの谷→キデロンの谷・・聖書地図10参照。

22節:見よ。彼は鷲のように舞い上がっては襲いかかり、ボツラに敵対して翼を広げる。その日、エドムの勇士の心も、産みの苦しみにある女の心のようになる。

・ボツラの破壊について記述されている。
・ここに2種類の預言が示されている。
①近未来預言・・バビロンがエドムを襲う。・・滅亡へ向かう苦しみの第一歩。
②DKNJのメシア再臨による神の裁き。・・完全なる破壊→恐るべき神の存在※DKNJのエドムの地の人々は、神の民に敵対するかつてのエドムの如き人々である。 

20節で、神はこの裁きの理解を求めている。それは、この裁きの根底に「アブラハム契約」が根差しているということではなかろうか。

神は契約に応じて裁かなければならない。人間が引き起こした、引き返せない様々な悪を断ち切るために!

 

『無自覚の信頼の罠』
・終末期のエドムの人々は、反キリストという目視可能な存在に信頼し、聖書を知ってか
知らずか真の神を無視して、彼の言う偽の平和のためにイスラエルの民の殲滅に走る。
・まさにイスラエルの殲滅が目の前に迫った時、イエスという神の出現を目の当たりにして、彼らは驚愕と後悔と絶望を知る。神は実在した!と認識して、絶望の世界に落ちて行く。
・かつてはテレビ、最近はAI、SNSに慣れ親しみ、その情報に委ねがちになる。それは人々を惑わす反キリストのような存在。それに無自覚に信頼し、その結果操られてしまうことに・・。
・ AIはあくまでも道具であり、知識の格差は減る。そこで重要なのが真理。知識も富も人を救わず、傲慢に、愚かにする。エドムのように。耳障りの良い反キリストの存在に注意し、真理に立とう。
「イエスを告白しない霊はみな、神からのものではありません。それは反キリストの霊です。あなたがたはそれが来ることを聞いていましたが、今すでに世に来ているのです。子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。」ヨハネ 第1 4章3~4節 

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