ネヘミヤ記7章1節~8章1節

1節:城壁が築き直され、私が扉を取り付けたとき、門衛、歌い手、レビ人が任命された。

・門が取り付けられ、城壁は完成した。と同時に、門衛、歌い手、レビ人を任務に就かせた。
・境界域が完成したことにより、民族的な活動も明確にした。


2節:私は兄弟ハナニとこの城の長ハナンヤに、エルサレムを治めるように命じた。これは、ハナンヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていたからであった。

・行政管理者の任命:兄弟ハナニ→親戚ではないか(中川先生)
・ハナンヤは神に誠実な人。ネヘミヤはそういう人物を見抜く力がある。
・ネヘミヤの仕事を引き継ぐように見える。


3節:私は彼らに言った。「太陽が高く昇って暑くなるまでは、エルサレムの門を開けてはならない。そして彼らが警備に立っている間に、門をしっかりと閉じておきなさい。エルサレムの住民を、それぞれ物見のやぐらか自分の家の前に、見張りとして立てなさい。」

・門の開閉の管理についての申し送り。この管理が不十分では、敵(異邦人)の影響を受ける。⇒城壁の破れは民の心の破れ
・エルサレムの住民それぞれに警備の重要性を示している。城壁→町の管理は全員の仕事と位置付けた。

それぞれの任務があり、且つ、民それぞれが責任を持って町を守ることを教えるネヘミヤ

4節:この町は広々としていて大きかったが、その中の住民は少なく、家もまだ十分に建てられていなかった。

・当時は、人口が少ない割に町は広かった。(新共同:2方向に大きく広がって・・)
・従って家の数が少ない。家を増やしたいとネヘミヤをはじめ、皆が思った。(イスラエルの回復)


5節:私の神は私の心に示して、私に有力者たちや、代表者たちや、民衆を集めて、彼らの系図を記載させた。私は最初に上って来た人々の系図を発見し、その中に次のように書かれているのを見つけた。

・神がネヘミヤに、全住民の系図を記載させた。(新共同:家系に従って登録させようと・・)
・行政管理には名簿が必要となる。
・この時、エズラ記2章で書かれた名簿を発見した。これを皆で読んだと思われる。

神はこの名簿を通してエルサレムの民が確かにイスラエルの子孫であることを示そうとされた。(新共同の解説)
神殿再建当時の人々の思いを酌むと共に、それ以降の自分たちはどうだったか?むしろ異邦人化していたことが民の心に強く響いたのではないか。

6節:バビロンの王ネブカドネツァルが引いて行った捕囚の民で、その捕囚の身から解かれてエルサレムとユダに上り、それぞれ自分の町に帰ったこの州の人々は次のとおりである。

7節:彼らは、ゼルバベル、ヨシュア、ネヘミヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネフム、バアナと一緒に帰って来た。イスラエルの民の人数は次のとおりである。

8節:パルオシュ族、二千百七十二人。

9節:シェファテヤ族、三百七十二人。

10節:アラフ族、六百五十二人。

11節:ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族、二千八百十八人。

12節:エラム族、一千二百五十四人。

13節:ザト族、八百四十五人。

14節:ザカイ族、七百六十人。

15節:ビヌイ族、六百四十八人。

16節:ベバイ族、六百二十八人。

17節:アズガデ族、二千三百二十二人。

18節:アドニカム族、六百六十七人。

19節:ビグワイ族、二千六十七人。

20節:アディン族、六百五十五人。

21節:ヒゼキヤ族、すなわちアテル族、九十八人。

22節:ハシュム族、三百二十八人。

23節:ベツァイ族、三百二十四人。

24節:ハリフ族、百十二人。

25節:ギブオン族、九十五人。

26節:ベツレヘムとネトファの人々、百八十八人。

27節:アナトテの人々、百二十八人。

28節:ベテ・アズマウェテの人々、四十二人。

29節:キルヤテ・エアリムとケフィラとベエロテの人々、七百四十三人。

30節:ラマとゲバの人々、六百二十一人。

31節:ミクマスの人々、百二十二人。

32節:ベテルとアイの人々、百二十三人。

33節:別のネボの人々、五十二人。

34節:別のエラム族、一千二百五十四人。

35節:ハリム族、三百二十人。

36節:エリコ人、三百四十五人。

37節:ロデ人とハディデ人とオノ人、七百二十一人。

38節:セナア人、三千九百三十人。

39節:祭司は、ヨシュアの家系のエダヤ族、九百七十三人。

40節:イメル族、一千五十二人。

41節:パシュフル族、一千二百四十七人。

42節:ハリム族、一千十七人。

43節:レビ人は、ホダウヤ族のヨシュアとカデミエルの二族、七十四人。

44節:歌い手は、アサフ族、百四十八人。

45節:門衛は、シャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族、百三十八人。

46節:宮のしもべは、ツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、

47節:ケロス族、シア族、パドン族、

48節:レバナ族、ハガバ族、シャルマイ族、

49節:ハナン族、ギデル族、ガハル族、

50節:レアヤ族、レツィン族、ネコダ族、

51節:ガザム族、ウザ族、パセアハ族、

52節:ベサイ族、メウニム族、ネフィシェシム族、

53節:バクブク族、ハクファ族、ハルフル族、

54節:バツリテ族、メヒダ族、ハルシャ族、

55節:バルコス族、シセラ族、テマフ族、

56節:ネツィアハ族、ハティファ族、

57節:ソロモンのしもべたちの子孫は、ソタイ族、ソフェレテ族、ペリダ族、

58節:ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、

59節:シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハツェバイム族、アモン族。

60節:宮のしもべたちと、ソロモンのしもべたちの子孫は、合計三百九十二人。

61節:次の人々はテル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルから引き揚げて来たが、自分たちの先祖の家系と血統がイスラエル人であったかどうかを証明できなかった。

62節:デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族、六百四十二人。

63節:祭司の中では、ホバヤ族、ハ・コツ族、バルジライ族。このバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘の一人を妻にしたので、その名で呼ばれていた。

64節:これらの人々は自分たちの系図書きを捜してみたが、見つからなかったので、彼らは祭司職を果たす資格がない者とされた。

65節:そのため総督は彼らに、ウリムとトンミムを使える祭司が起こるまでは、最も聖なるものを食べてはならないと命じた。

66節:全会衆の合計は四万二千三百六十人であった。

67節:このほかに、彼らの男女の奴隷が七千三百三十七人いた。また、彼らには男女の歌い手が二百四十五人いた。

68節:らくだは四百三十五頭。ろばは六千七百二十頭であった。

69節:一族のかしらの何人かは、工事のためにささげ物をした。総督は資金として金一千ダリク、鉢五十、祭司の長服五百三十着を献げ、

70節:また、一族のかしらのある者は、工事資金として金二万ダリク、銀二千二百ミナを献げた。

71節:そのほかの民の献げたものは、金二万ダリク、銀二千ミナ、祭司の長服六十七着であった。

72節(a):こうして、祭司、レビ人、門衛、歌い手、民のある者たち、宮のしもべたちが、すなわち、全イスラエルが自分たちの元の町々に住んだ。

・エズラ記2章の帰還民の名簿と若干異なる。
・総人数の違い
  :エズラ記 総人数→49897人。
   :ネヘミヤ記 総人数→49942人。
     歌い手の数が、エズラ200人、ネヘミヤ245人の差。 
     中川先生→写本時の間違い?後に変更されたか? 
・神殿再建で帰還した民の年代は約90年前。
・この時の民の心に何らかの影響を与えたに違いない!

神の預言が確実に成就した。(キュロス王、捕囚の解放、神殿再建)
先祖が神に赦されて、神の民として再建に貢献した。
今の自分たちはどうだろうか?→自問、反省

72節(b):イスラエルの子らは自分たちの町々にいたが、第七の月が来たとき、

8章1節:民全体が、一斉に水の門の前の広場に集まって来た。そして彼らは、主がイスラエルに命じたモーセの律法の書を持って来るように、学者エズラに言った。

・第7の月の一日・・ティシュリ、またはエタニムの月の一日。9~10月。
・城壁の完成はエルルの月の25日。8~9月の25日。5~6日経過している。
・町々にいたイスラエルの民は一斉に、水の門の前の広場に集合した。
・ティシュリの一日は、ラッパの祭りの時である。
・城壁再建に集中し、祭事や礼拝を行っていなかった。
・彼らは自主的に一致して、学者で祭司であるエズラに依頼した。
・モーセの書(言い伝えでは申命記とのこと)を持ってくるようにと・・。

民は率先してエズラに律法の書を持ってくるように依頼した。
城壁再建後、民全員が一致して神に従う意識が生まれた。
神は、民の心の破れの再建を促したのではないか!

 

神の民を思う御心

大変な城壁再建をやり遂げたイスラエルの民
・他国から、まさに神わざと言われるほどの事業の達成には、確実に神の働きが民にも及んでいた。
・そのことに気付いた民は、神に信頼することで不可能が可能になることを実感した。 
・城壁再建の功労は神であり、自分たちは神の民であることを再認識したと考える。
名ばかりの神の民ではなく、本物の神の民はすごい!この信仰こそが神の民、神の子の姿

リーダー、ネヘミヤの存在感
・民が素直に一直線に神に信頼する歩みの実現は、影日向に活躍するネヘミヤの活動の効果。
・信頼されてこそ本物のリーダーであり、その根底にあるべきは、実直なまでの神の民としての生き方。
自ら、自主的に、一致してエズラを通して神の御心を求めた民を見て、
ネヘミヤは間違いなく大きな感動と喜びを得たはずである!

確実に辿り着く完成への道

周辺諸国から蔑まれ、律法に従う生き方ができているわけでもなく、恥を負うような状態のイスラエルの民。
神はネヘミヤをして城壁を再建させ、更に民の心に、気付きの促しをなされた。
この気付きの促しに応答して歩むことが、神の民としての歩みとなって行く。


・神は私たちひとり一人に、天の御国へのパスポートと共に、地上の人生の水先案内人として、聖霊を与えてくださっている。
・地上の様々な問題は私たちへの気付きの促しであり、先ずは心の反省、すなわち清め(聖化)へと結びつけることが、神を見上げて歩む姿勢である。
・むしろ気付きの促しがあることを喜び、清め、即ち聖化が進められていることを感謝しましょう。私達の完成は100%約束されているのですから!

2023年10月20日