ネヘミヤ記12章1節~30節

1節:シェアルティエルの子ゼルバベルおよびヨシュアと一緒に上って来た、祭司とレビ人は次のとおりである。セラヤ、エレミヤ、エズラ、

・ゼルバベル、ヨシュア➔捕囚解放後、帰還時の総督・大祭司➔その当時の祭司とレビ人について示される

・城壁奉献式に伴い、脈々と続いてきた祭司・レビ人が聖なる都を主に捧げる時が来た!
・神殿完成から始まり、城壁が完成し、民も神に立ち返り、この流れに立ち会う祭司・レビ人。(神の働き

2節:アマルヤ、マルク、ハトシュ、
3節:シェカンヤ、レフム、メレモテ、
4節:イド、ギネトイ、アビヤ、
5節:ミヤミン、マアデヤ、ビルガ、
6節:シェマヤ、エホヤリブ、エダヤ、
7節:サル、アモク、ヒルキヤ、エダヤ。以上はヨシュアの時代に、祭司とその同族のかしらであった者たちである。

帰還時の祭司のかしら達

・エズラは、エズラ記のエズラとは異なる。(「アザルヤ」とも呼ばれる。)
・22人の祭司→祭司のグループ・・ダビデが祭司を24組に分けた実績(1歴24:7~19)
             ➥宮に入って奉仕するための登録グループ参考:ルカ1:5 

8節:また、レビ人では、ヨシュア、ビヌイ、カデミエル、シェレベヤ、ユダ、マタンヤで、感謝の歌を受け持っていたのはマタンヤとその兄弟たちであった。
9節:また、彼らの兄弟のバクブクヤとウンニは、務めのときには彼らの向かい側に立った。

レビについて

・第一次帰還民とともに帰ったレビ人のかしら達。
・マタンヤが感謝の歌を受け持つ賛美リーダー。(11:22・・ウジの先祖)
・バクブクヤ、ウンニはその向かいで(前で)任務についた。ネヘ11:17を参照

      賛美の状態を想像してみましょう

10節:ヨシュアはエホヤキムを生み、エホヤキムはエルヤシブを生み、エルヤシブはエホヤダを生み、
11節:エホヤダはヨナタンを生み、ヨナタンはヤドアを生んだ。

歴代の大祭司

・ヨシュア→エホヤキム→エルヤシブ→エホヤダ→ヨナタン→ヤドア
・これは、現在のネヘミヤの時代を含む過去から近未来の歴代の大祭司である。
・ネヘミヤ記の大祭司はエルヤシブ

(22節参照・・中川先生によればヨハナンはヨナタンと同じとのこと)

12節:次に、エホヤキムの時代に、祭司で一族のかしらであった者は次のとおりである。セラヤ族ではメラヤ、エレミヤ族ではハナンヤ、
13節:エズラ族ではメシュラム、アマルヤ族ではヨハナン、
14節:メリク族ではヨナタン、シェバンヤ族ではヨセフ、
15節:ハリム族ではアデナ、メラヨテ族ではヘルカイ、
16節:イド族ではゼカリヤ、ギネトン族ではメシュラム、
17節:アビヤ族ではジクリ、ミンヤミン族、モアデヤ族ではピルタイ、
18節:ビルガ族ではシャムア、シェマヤ族ではヨナタン、
19節:エホヤリブ族ではマテナイ、エダヤ族ではウジ、
20節:サライ族ではカライ、アモク族ではエベル、
21節:ヒルキヤ族ではハシャブ、エダヤ族ではネタンエル。

城壁再建時の祭司たち

・祭司の一族のそれぞれのかしら達(リーダー)の名が列挙される。
・ネヘ12:1~7の22名にほぼ合致。

22節:エルヤシブ、エホヤダ、ヨハナン、ヤドアの時代にレビ人は一族のかしらとして登録され、また、祭司はペルシア人ダレイオスの治世に登録された。
23節:レビの子孫で一族のかしらたちは、エルヤシブの子ヨハナンの時代まで、年代記に記されていた。

レビ人の記録

・エルヤシブ~ヤドアの時代に、レビ人の一族のかしらが登録された。
・祭司はダレイオス2世時代に登録された。
・レビ人の一族のかしら達はヨナタンの時代まで年代記に記された。
・年代記・・・レビ族のかしら達の名が記された公式文書。イスラエル側の公式文書。

24節:レビ人のかしらたちは、ハシャブヤ、シェレベヤ、およびカデミエルの子ヨシュアであり、その兄弟たちが彼らの向かい側に立って、組と組が相応じて、神の人ダビデの命令に基づき、賛美をして感謝をささげた。
25節:マタンヤ、バクブクヤ、オバデヤ、メシュラム、タルモン、アクブは門衛で、門の倉を見張っていた。

現レビ人のかしら達

・神殿に仕えるレビ人のかしら達、特に賛美担当のリーダーたち。
・彼らはダビデ時代と同じようにダビデの命令に基づき賛美した。
・門衛は、マタンヤ、バクブクヤ、オバデヤ、メシュラム、タルモン、アクブ。

26節:以上はエホツァダクの子ヨシュアの子エホヤキムの時代と、総ネヘミヤ、および学者である祭司エズラの時代の人々である。

・大祭司エホヤキムの時代と総督ネヘミヤとエズラの時代の祭司、レビ人たちである。
・以上は・・・12節から25節までに示された神殿の働き人たち。

27節:エルサレムの城壁の奉献式に際して、彼らはあらゆる場所からレビ人を捜し出してエルサレムに連れて来た。シンバルと琴と竪琴に合わせて感謝の歌を歌い、喜びをもって奉献式を行うためであった。
28節:歌い手たちは、エルサレムの周辺の低地やネトファ人の村々から、
29節:またベテ・ギルガルやゲバとアズマウェテの農地から集まって来た。この歌い手たちは、エルサレムの周辺に自分たちの村々を建てていたのである。

奉献式の人員準備

・奉献式には、日常とは異なる奏楽隊が必要であった。壮大な賛美の光景。
・歌い手もエルサレム周辺の地域に住むレビ人たちを集めて来た。
・ネトファ・・エルサレムの南
・ベテ・ギルガル・・エルサレムの東
・ゲバ、アズマウェテ・・エルサレムの北

レビ人は土地を持たず、エルサレム周辺に村を築いていた。

30節:祭司とレビ人は自分たちの身をきよめ、また民と門と城壁をきよめた。

・奉献式にあたり、祭司、レビ人が清めの儀式を行う。
・民と門と城壁をきよめた。

このきよめは血によって行われたことは想像に難くない。

 

司の喜び

第一次帰還からおよそ90年が経過したこの時、やっと城壁が修復され、聖なる都が回復した。さらに民の心も立ち返った。ここに至って、その心は神への感謝しかなったのではないか。

ネヘミヤは、祭司やレビ人たちがこれまで民を導いてきたが、暖簾に手押しのようであり、城壁も壊れたままで、民を導くことは大変な状態だったことを知る。

祭司、レビ人たちは今、ここに城壁奉献式を通して、神の民の祭司、レビ人として最高の喜びをもって神に仕えられる幸せを感じ取っているに違いない。


・私たちも、新約時代にあって祭司である。イエス様を通して私たちは神のみそばに近づくことができる身分なれた。

・私たちの心の中に宮があり、また、私たちの所属する宮が与えられている。その宮を通して、私たちは喜びをもって神に仕え、祭司としての役割を果たそうではありませんか!

・「あなたがた自身も生ける石としての霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。」  1ペテロ2:5


2023年11月25日