ダニエル書まとめ

ダニエルの人生

14歳(1章) バビロン捕囚 官僚就任
・第1次捕囚民(BC605年)。
・律法規定通りの食事を希望→律法に従う姿勢。
・捕囚を受けた者の反省姿勢。

18歳(2章) ネブカドネツァル王の夢解き
・金・銀・銅・鉄と粘土でできた巨像の夢。
・大きな石が出現し、巨像を粉砕。
・異邦人の時の進展と神の最後の裁き。
・ダニエル→首相、3人の仲間→バビロン州の行政。

33歳(3章) 3人の仲間と金の像礼拝事件
・偶像を拝まず、信仰心を示す3人の仲間。
・燃える炉に投げ込まれても、何の被害も無し。
・DKNJ→悪魔が傍若無人に働く時期。
・神に信頼する真の信仰者は、患難を乗り越える。
・DKNJに反キリストが偶像を拝まさせるのと酷似。

47歳(4章) ネブカドネツァル王の病事件
・王の繁栄は絶頂。神を認めつつも、崇めない王。
・ダニエルが夢解きをし、神に委ねる事を示す。
・7年間の精神的病いの後、神の恩恵に気付く王。
・回復して、神を賛美する。

67歳(7章) 4つの獣の幻の預言

・4つの獣によって帝国主義支配時代を示す。
・バビロン、ペルシア、ギリシア、ローマ~。
・ダニエルはバビロンの支配下にある。
・ネブカドネツァル王の夢と同様、時期は不明。

69歳(8章) 近未来と遠未来の預言
・4つの獣の預言より詳細な内容。
・反ユダヤ主義の象徴:エピファネス王の登場。
・エピファネス王を型とする反キリスト出現の預言

80歳(5章) 不思議な文字事件
・ベルシャツァル王宴会の壁に現れた文字の解読。
・ダニエルの登場→職場復帰。
・イザヤ書の「キュロス王の侵略」の証人。
・政権交代(異邦人の時の展開)の体験者。

――――バビロンからペルシアに――――
  (9章) 70週の預言
・捕囚の完了とメシア的王国の完成を混同。
・ダニエルの悔い改めに応答する天使。
・70週の預言(69週+1週)。
・1週は、ネブカドネツァル王の病の7年間と重なる。

81歳(6章) 獅子の穴事件
・獅子なる主の裁きの存在。終末時代の結末。
・真の信仰者は免れ、神に反する者は裁かれる。
・この裁きは終末の裁き。

83歳(10,11,12章終末預言の保存
・ユダヤの民の悔い改めと祝福の断食祈祷。
・その祈りに応答し預言を与える天使。
・エピファネスを型とする反キリストの出現。
・イスラエルの回帰とメシアの裁き。
・メシア的王国への移行期間。(1290、1335日)

<ダニエルの人物像>
・ユダ族出身で、王族の一人。ヘブルの名前の意味は「神はわがさばき主」。
・第一次捕囚(BC605年)にて連行。当時は少年であった。14歳~16歳頃に連行か。
・バビロン名は「ベルテシャツァル」。「彼のいのちを守りたまえ」の意。宦官となった可能性が高い。
・他の若者たちと、バビロンの官吏となる訓練受ける。早い時期に首相となる。
・常に政治の中枢にあり、ネブカドネツァル王をはじめとして4人の王に仕えた。
非常に忠実、謙虚、賢明な人物。神に信頼し、預言書に精通し、律法に忠実に生きた人物。

 

2024年09月26日