ハバクク書と新約聖書の関係
ハバクク書2章4節は、新約聖書の3箇所で引用されている。
それを、書かれた順に見てみる。
ガラテヤ3:10~11 AC48年頃
律法の行いによる人々はみな、のろいのもとにあります。「律法の書に書いてあるすべてのことを守り行わない者はみな、のろわれる」と書いてあるからです。律法によって神の前に義と認められる者が、だれもいないということは明らかです。「義人は信仰によって生きる」からです。
「救いは、律法ではなく、信仰による」
ローマ1:16~17 AC57年頃
私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。福音には神の義が啓示されていて、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。
「信仰に始まり、信仰に進む」
へブル10:35~39 AC65~69年頃
ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはいけません。その確信には大きな報いがあります。あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です。「もうしばらくすれば、来たるべき方が来られる。遅れることはない。わたしの義人は信仰によって生きる。もし恐れ退くなら、わたしの心は彼を喜ばない。」しかし私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。
「忍耐を持って前進し、約束のものを手に入れる信仰」