ハガイ1章2節~15節
2節:万軍の主はこう言われる。「この民は『時はまだ来ていない。主の宮を建てる時は』と言っている。」
3節:すると預言者ハガイを通して、次のような主のことばがあった。
4節:「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住む時だろうか。」
5節:今、万軍の主はこう言われる。「あなたがたの歩みをよく考えよ。
6節:多くの種を蒔いても収穫はわずか。食べても満ち足りることがなく、飲んでも酔うことがなく、衣を着ても温まることがない。金を稼ぐ者が稼いでも、穴の開いた袋に入れるだけ。」
7節:万軍の主はこう言われる。「あなたがたの歩みをよく考えよ。
8節:山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、栄光を現す。―主は言われる―
9節:あなたがたは多くを期待したが、見よ、得た物はわずか。あなたがたが家に持ち帰ったとき、わたしはそれを吹き飛ばした。それはなぜか。 ―万軍の主のことば― それは、廃墟となったわたしの宮のためだ。あなたがたがそれぞれ、自分の家のために走り回っていたからだ。
10節:それゆえ、あなたがたゆえに、天は露を滴らすのをやめ、地はその産物を出すのをやめた。
11節:わたしはまた、日照りを呼び寄せた。地にも山々にも、穀物にも新しいぶどう酒にも油にも、地が産み出す物にも、また人にも家畜にも、手によるすべての労苦の実にも。」
12節:シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子、大祭司ヨシュアと、民の残りの者すべては、彼らの神、主が預言者ハガイを遣わされたとき、彼らの神、主の御声と、ハガイのことばに聞き従った。民は主の前で恐れた。
13節:主の使者ハガイは主の使命を受けて、民にこう言った。「わたしは、あなたがたとともにいる ―主のことば。」
14節:主が、シェアルティエルの子、ユダの総督ゼルバベルの霊と、エホツァダクの子、大祭司ヨシュアの霊と、民の残りの者すべての霊を奮い立たせたので、彼らは自分たちの神、万軍の主の宮に行き、仕事に取りかかった。
15節:それは第六の月の二十四日のことであった。ダレイオス王の第二年、