エレミヤ書49章14節~22節

14節:私は主から知らせを聞いた。「使者が国々に送られた。『集まって、エドムに攻め入れ。戦いに向けて立ち上がれ。』

・エドムの破壊が意味するもの。→①近未来と②遠未来の意味。
①エドムは、バビロン侵略を皮切りに、諸民族により歴史から消える。
②世界各国に使者が送られ、エドムに攻め入る。→ハルマゲドンの戦いの④段階。

<ヨエル3:9~11>エルサレムが制圧された後、ボツラに避難していたユダヤ人を殲滅するために、世界の軍隊は反キリストの指導のもとボツラに集結する。

15節:見よ。わたしがおまえを国々の中の小さい者、人に蔑まれる者としたからだ。
16節:岩の裂け目に住む者、丘の頂を占める者よ。おまえの脅かしと高慢は、おまえ自身を欺いている。鷲のように巣を高くしても、わたしは、おまえをそこから引きずり降ろす。──主のことば。」

・オバデヤ書1~4節の引用。
・神はエドムの高慢を指摘している。これはイスラエルの民も同様の罪を犯している。
・エドムは岩の裂け目、岩地に住む。イスラエルもエルサレムから岩地に逃げ込む。
・「脅かしと高慢…欺いている」・・何物でもない自分を何者かでもあるように欺いている。→イスラエルも同じ。
※どんな高いところにいても神の裁きは免れない。
※エドムは滅ぶが、イスラエルは回心によって救われることになる。

17節:エドムは廃墟となり、そこを通り過ぎる者はみな呆気にとられ、そのすべての打ち傷を見て嘲笑する。

・神による裁きの結果が示される。エドムに対する軍事行動。
※近未来的には、エドムが歴史から姿を消す。
※神の遠未来の裁きは、人がエドムに住んだり、通ることがないほどに荒廃する。

18節:ソドムとゴモラとその近隣の町々が破滅したときのように──主は言われる──そこに人は住まず、そこに人の子は宿らない。

・破壊は、ソドム、ゴモラとその周辺(アデマ、ツェボイム)の破壊と同じ。(申29:23)
※エドムの地が将来、そのようになる預言。
※メシア的王国で、世界に居住不可能な3つの場所の一つ。→エドム(南ヨルダン)、ハツォル(サウジアラビア)、バビロン(イラク)。聖書地図1。注) このハツォルは、アラビア半島のどこかにあった町。詳細は不明。

19節:「見よ。獅子がヨルダンの密林から常に潤う牧場に上って来るように、わたしは一瞬にして彼らをそこから追い出し、選ばれた人をそこに置く。だれがわたしのようであろうか。だれがわたしを呼びつけるだろうか。だれがわたしの前に立つことができる牧者であろうか。」

・当時、ヨルダンのジャングルには獅子が生息。突然、家畜を襲った。そんな獅子のように、神は急襲し、彼ら(イスラエルの民)を敵の包囲から救出する。
・反キリストの攻撃で、最後にイスラエルはキリストを求める。国家再生。ホセア5:15~※メシアがボツラに再臨。イザヤ34:5~7、63:1~6、ハバ3:3、ミカ2:12~13
※ハルマゲドンの戦いの第⑤~⑦段階を指している。

・「選ばれた人」・・オバデヤ17~18、21から、ユダヤ人を指す。ユダヤ人がこの土地を裁く。
※誰も住まない土地となるが、所有権はイスラエルの民にある
※エドムの地において、イスラエルの火のような破壊により、エサウ(反逆者たち)は消滅する。イスラエルの民はエドムの山々を所有するが、その地は荒廃する
・イスラエルの神がこれらすべての実行者であり、唯一本物の神であることを示している。※エドムに対する裁きはDKNJで成就し、メシア的王国に継続する。

20節:それゆえ、聞け。エドムに対して立てられた主の計画を、テマンの住民に対して練られた策を。必ず、彼らは、群れの中の小さいものまで引きずって行かれ、必ず、彼らの牧場は彼らのことで恐れ惑う。

・神のエドムに対する目的を示される。聞け〉→その理解を求める (へ)esa・・忠告、助言。
・エドムに特別な罰がくだされ、その民が裁かれるという神の計画。
・その光景は、人々が屠殺される子羊のように引きずり出され、彼らの土地は荒廃する。

21節:彼らの倒れる音で地は震え、その悲鳴は葦の海でも聞こえる。

・DKNJのエドムの陥落はメシアの再臨による。→地が震える。※ゼカ14:4b~6、ヨエル3:14~17、黙示録16:17~21参照。
・再臨の悲鳴は紅海まで届く。黙示録14:17~20。
※ボツラ~都エルサレムの外(ヨシャパテの谷)までの虐殺で、多くの血が流される。
※その血が流れ出て、紅海にまで至るという描写になっている。
※ヨシャパテの谷→キデロンの谷・・聖書地図10参照。

22節:見よ。彼は鷲のように舞い上がっては襲いかかり、ボツラに敵対して翼を広げる。その日、エドムの勇士の心も、産みの苦しみにある女の心のようになる。

・ボツラの破壊について記述されている。
・ここに2種類の預言が示されている。
①近未来預言・・バビロンがエドムを襲う。・・滅亡へ向かう苦しみの第一歩。
②DKNJのメシア再臨による神の裁き。・・完全なる破壊→恐るべき神の存在※DKNJのエドムの地の人々は、神の民に敵対するかつてのエドムの如き人々である。 

20節で、神はこの裁きの理解を求めている。それは、この裁きの根底に「アブラハム契約」が根差しているということではなかろうか。

神は契約に応じて裁かなければならない。人間が引き起こした、引き返せない様々な悪を断ち切るために!

 

『無自覚の信頼の罠』
・終末期のエドムの人々は、反キリストという目視可能な存在に信頼し、聖書を知ってか
知らずか真の神を無視して、彼の言う偽の平和のためにイスラエルの民の殲滅に走る。
・まさにイスラエルの殲滅が目の前に迫った時、イエスという神の出現を目の当たりにして、彼らは驚愕と後悔と絶望を知る。神は実在した!と認識して、絶望の世界に落ちて行く。
・かつてはテレビ、最近はAI、SNSに慣れ親しみ、その情報に委ねがちになる。それは人々を惑わす反キリストのような存在。それに無自覚に信頼し、その結果操られてしまうことに・・。
・ AIはあくまでも道具であり、知識の格差は減る。そこで重要なのが真理。知識も富も人を救わず、傲慢に、愚かにする。エドムのように。耳障りの良い反キリストの存在に注意し、真理に立とう。
「イエスを告白しない霊はみな、神からのものではありません。それは反キリストの霊です。あなたがたはそれが来ることを聞いていましたが、今すでに世に来ているのです。子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。」ヨハネ 第1 4章3~4節 

2026年06月26日